ネットワークのイメージ

気になるキーワード「Web3(ウェブ3)」

いろいろ新しいキーワードが頻出する昨今。単なるはやり言葉で終わるものもあるだろうなと思いつつ気になるものも出てきたりします。

最近気になったのは外国企業に遠隔勤務する人(リモートワーカー)に居住を認める制度「リモートワークビザ」と、ブロックチェーン技術を活用してNFT(非代替性トークン)などの取引を変革し、自律分散型社会実現を目指す「Web3(ウェブ3)」などです。

とくにWeb3はWebを生業のひとつとするものとしては気になるキーワード。ブロックチェーン技術は仮想通貨や最近話題のNFT近辺の話かと思っていたら、次世代のWebのあり方として注目が集まりつつある様子。

Web3のキーワード自体は意外と数年前から登場してたりしていて、クーリエ・ジャポンだと2017年の記事「弱冠19歳でイーサリアムを開発した“神童”ヴィタリック・ブテリンが目指す「ウェブの未来」とは」で、詳しい説明はないもののキーワードとして記述がありますし、最近の日経新聞では「ウェブ3」の記述頻度が多くなっている感じがします。

Web2からWeb3に移行することで中央集権的なネットのあり方が変わるとか、GAFAMの寡占が崩れるといった予測がされる一方、TechCrunchでは「【コラム】Web3の根拠なき熱狂」という記事でWeb3の未来に懐疑的な意見もある様子。

未来の正確な予測は難しい。ので予測の是非を漠然と考えるのではなく、キーワードとして抑えておきつつ来年の推移を生暖かく見ていこうと思う次第です。

なんとなくですがいきなりネット全体がWeb2のあり方からWeb3に移行するというよりは、ニッチなところでWeb3的なサービスがぽつぽつと登場していき、その点と点が少しずつ繋がっていって徐々に「Web3的な様相」とか「このサービスとこのサービスの組み合わせってWeb3な構造?」的なものが形作られていくという感じになるのかもですね。

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