
話題のAI「Manus」ちょっと使ってみた
中国発のAIサービス「Manus」がちょっとした話題になっています。
少し前にこれも話題になったDeepSeekに勝るとも劣らない話題性。当初は招待制だったのですが、その招待コードを得るために1,000ドル以上もの値段がついたとも言われています(日経新聞でも取り上げられていたような)。
そんな大層なサービスは、使えるまで暫く先だろうなと思ったものの、試しにManusのサイトにアクセスして、招待コードの申請を送ってみたところ、ものの数十分で承認されてちょっとびっくり。冒頭の画像は、Manusにログインしたあとのスクショです。
ちょうど中学校の先生から、ある教科についてのアンケートをAIで分析してみてほしいと相談があったので、ChatGPTとManusを使って分析にかけてみました。
ChatGPTの方は少しずつ時間かけ、ちょこちょこエラーで止まったりしたもののなんとかよい感じのレポートを出力してくれました。集計のグラフ化や、失敗しましたがワードクラウド画像も出力したりしてなかなかいい感じ。
一方のManus。こちらは前評判が高かったので高速で分析してくれるのかなと思ったのですが、意外と時間はかかった感じ。日本語でも問題なかったのですが、ひょっとしたらまだ英語でプロンプト書いた方がスムーズだったかなと思ったり。出力結果がだいぶ長くなったので、要点をまとめてもらって、その要点をClaudeに読み込ませてビジュアル的に映えるレポートに出力してみたりも。Claudeのこの機能はなかなか好きなんですが、PDFとかPPTとか、もう少し汎用性のあるファイル形式で出力できたらもっと使い勝手が良くなると思います。
出力結果はなかなか良くて、とくに面白かったのは複数のグラフ画像を出力してくれたこと。たとえばアンケートの設問について、1〜3学期別の傾向や平均値の推移、特に変化が大きかった質問項目の推移や、全質問の楽器別の平均値などを、棒グラフ、折れ線グラフ、チャートなどの様々な形式のグラフで出力してくれました。これはなかなか良いですね。
ちなみに別の調査をManusにさせて、その調査結果をClaudeのようにビジュアル映えするレポートに出力できるかも試してみました。こちらはちょっとレイアウトが崩れたりするものの、PDF形式での出力に対応しているところが好印象。
今回はアンケートの分析に使ってみましたが、Manusはそもそも世界初の完全自律型AIエージェントとして注目されているとのことで、より自動的にタスクを行わせることなどの用途に活用できそうな感じはします。この辺も少しずつ試してみようと思っています。
【追記】Manus、何度か使っていたら一日の使用上限に達したという表示が出ました。まだβテスト期間中ということで、有料課金で追加使用とかは今のところなさそうです。
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