PayPayが中小事業者から手数料をとる方針に。手数料率は1.6%〜1.98%

スマホ決済手段として大きなシェアをもつPayPay(ペイペイ)が、投資フェーズから回収フェーズに入りつつあります。

以下は日経新聞からの抜粋です。

スマートフォン決済大手PayPay(ペイペイ)は10月から中小事業者向けの決済手数料を変更し、手数料率を最低1.6%とする方針を固めた。一般に3~5%とされるクレジットカードの半分以下に抑え、国内のQRコード決済業界では最も低い水準にする。無料で加盟店を囲い込む規模優先の路線が転機にさしかかった。

2021年8月19日 日本経済新聞朝刊

手数料はプランによって異なり、クーポンの発行など関連機能を月額約2000円で提供するプランでは最安の1.6%。決済機能のみの場合は1.98%となるようです。

PayPayの事業者向け手数料については、コンビニなど大手加盟店向けの手数料はすでに有料化されているとのこと。

今回のPayPayによる中小事業者への手数料は、急に出た話ではなく当初から2021年9月までという方針だったようです。

3年間無料だった手数料がかかるようになり、どれだけの事業者が継続してPayPayを導入し続けるのか。またこれを機に競合他社が手数料無料などを謳って台頭してくるのか。後者についてはあまり候補が見当たりませんが、Googleが先頃買収したスマホ決済のpring(プリン)あたりの動静は少し気になるところです。とはいえGAFAでもローカルな金融事業に関しては苦戦している様子。あまり大きな変化はないかもかなという予想です。

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