学びのイメージ

リカレント教育とリスキリングの違いなど

社会人の学び直しとして「リカレント教育」が謳われた時期がありましたが、最近では「リスキリング」というキーワードをよく見かけるようになりました。

「リカレント教育」とは、広義には社会人が人生の途上でさまざまな形で学ぶことを意味しますが、狭義には高等教育機関など整った教育機関で教育を受けることを意味します(日本大百科全書より)。

一方の「リスキリング」とは、企業が今後必要となる仕事上のスキル・技術を、再教育で社員に身につけさせること(日経新聞より)。

リカレント教育もリスキリングも、社会人の学び直しという共通点があります。

一方で両者の違いはというと、リカレント教育の方は大学や教育機関で学び直すのに対し、リスキリングは企業が社員に対して実施するという点です。

コロナ禍によって働く環境が広義に変化し、日本の課題といわれる生産性の向上を図る上で、働く人それぞれのスキルアップや学び直しが注目されています。リカレント教育やリスキリングというキーワードが多く聞かれるようになった理由がここにあります。

ちなみにフリーランスの立場からすると、ここに「独学」というキーワードを足す必要があると思いますし、実際に独学に関する書籍がここ1〜2年で急増したように感じます。

フリーランスとして仕事をしていると、教育機関で学び直しをするほどの時間的・金銭的な余裕がないという場合もありますし、雇われの身でないことから、所属する組織から研修を受けるという機会もありません。つまりフリーランスの学び直しとは独学になることが多いと思います。

さいわいにも上で述べたように独学に関する書籍はたくさん出ていますし、SNSや動画系の学びサイトも充実した今では、独学自体の敷居は低くなっていると思います。

社会人にとっての学びは、子供の頃の学びに比べるとかなりやりやすいのではと感じます。とくにフリーランスにとっての学びは、自分の生活や仕事に直結する分野を学ぶことが多いので、直接的な効果を感じやすく、それが学びのモチベーションにつながりやすいと思います。いずれにしても学び続けることはいつの時代でも大切なのではと思いますし、それを習慣づけることが大切なのではと感じます。

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