「故障かな?」と思ったiPadが故障じゃなかった件(VoiceOverで気をつけたいところ)
今年度のiPad人財育成講座で使った講座用iPadを、返却するための諸々作業していた時のことでした。
30台ほどのiPadの中に、1台だけ電源のつかないiPadが。スリープ(電源)ボタンを長押ししても、いつものリンゴのマークもつかず。
一瞬「ひょっとして壊れているのでは…」と空恐ろしく感じたのですが、今まで受講者の皆さんにiPadを貸し出して壊れて返ってきたことは一度もないですし、何か異変があれば教えてくれるだろうと思い。
これはきっと壊れているのではなくて、何か理由があって画面がつかなくなっているんだろうと思い直し、改めてチェックすることにしてみました。
まず試したのは、スリープボタンとホームボタンの同時長押し。iPadを強制的に再起動するコマンドで、やってみたところ無事にリンゴマークが表示されました。
案外と問題なく復活。と思いきや、りんごマークが消えた後はいつものようにホーム画面が表示されると思っていたところ、再び画面が真っ暗になってしまいました。
画面をタップしても何も反応がなくおかしい。ボリュームボタンを押して音量上げても何も聞こえない。いよいよ壊れているのか…と思うと同時に「この状況は覚えがある」と勘が働き。
「これはおそらくVoiceOverがオンになっていて、さらにスクリーンカーテンと読み上げオフが適用されている」と思ったので、それらを解除する手順を試してみることにしました。
まず画面が暗くなっているのは、スクリーンカーテン(画面を暗くするVoiceOverの機能)がオンになっていると思ったので、3本指で3回タップしたところやはりスクリーンカーテンがかかっていたようで、下のように画面が表示されました。
触っても音が出ないのは、VoiceOverの読み上げオフという機能が働いているため。これを解除するために3本指で2回タップしたところ読み上げがオンに戻り、いつものVoiceOverの読み上げがされるようになりました。
あとはVoiceOverをオフにして完全に元通り。久しぶりにひやっとしましたが、VoiceOverと応用の機能を知っておいたおかげで無事に復活させることができました。
そういえばiPad人財育成講座の初期の頃にも同じようなことがあったなあと思い出しました。VoiceOverのことを知らないと対処は困難ですが、上で書いた手順などを参考にしてもらえれば。
とくに視覚に障害のある方がiPhoneやiPadを使っている時には、「トラブルかな?」と思った時に役に立つと思います。
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