LINEの新機能「OpenChat(オープンチャット)」はLINEユーザーの文化にフィットするか否か
LINEがグループトーク機能の拡張版として「OpenChat(オープンチャット)」をリリースしました。
LINEではこれまで、友達として繋がっている人とトークやグループトークのやり取りを行えることが基本でしたが、OpenChatでは友達として繋がっていない人ともトークルームでやり取りできるようになります。
OpenChatの公式ページでは、従来のトークとOpenChatの違いについて、以下のような特徴があると書かれています。
- トークルームごとにプロフィールを変更できる。
- トークルームごとに公開/非公開を設定できる。
- 途中から会話に参加した場合も、直前のやりとりをさかのぼってチェックできる。
- ひとつのトークルームに最大5000人まで参加できる。
- URLやQRコードで、トークルームに招待できる。
(※年齢認証をしていないユーザー、18歳未満のユーザーについては、一部機能が制限されます)
OpenChat機能の追加は、これまでごく近しい人同士でのやり取りが主だったLINEが、Facebookなどのように不特定多数のユーザーと交流する機会を増やすことでサービスの利用頻度を拡大する狙いがありそうです。
トークルームごとにプロフィールを変更したり公開・非公開を設定できるのは、親密な友達と見知らぬ他人それぞれに合わせたLINEでのやり取りが行いやすいようにという配慮だと思います。
ポイントは、身内同士のやり取りが多いLINE文化のユーザーに、OpenChatの機能とコンセプトが馴染んでいくのかどうかという点かなと。
一頃には「次のSNS」として話題になったマストドンのコンセプトが、LINEのような内的要素はないものの掲示板郡的な点では今回のOpenChatに近い面があったかもしれません。しかし結局マストドンは今のところ開花したような気配は見当たりません。
LINEとマストドンは基本となるコンセプトが異なる(LINEは身内的、マストドンは対外的)のでそのままの比較は難しいですが、OpenChatは意外と新しい要素(身内的コミュニケーション機能を有しつつ対外的やり取りを行える)が世に試される機会でもあります。そういった意味では注目しておきたいサービスだと思います。
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