YouTubeの視聴数は上がってもYouTuberの収入は減っている理由

テレワークや学校の休校、店舗自粛に伴い、いわゆる自宅で過ごすことに由来する「おこもり消費」が注目されています。

インターネットにおいてもオンライン学習やオンライン会議など、ネットの通信機能がフル活用されており、ネット回線の圧迫も懸念されています。

ネットといえば動画。動画といえばYouTube。おこもり消費の影響でYouTubeなど動画の再生回数や視聴時間は増加の一途だそうですが、そのYouTubeを舞台に活躍するユーチューバーの収益は意外にも減少傾向にあるようです。

ユーチューバーのマネジメントを手がけるUUUMは14日、2020年5月期の連結純利益が前期比55%減の4億円になりそうだと発表した。従来予想は1%減の8億8000万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い企業の広告出稿が落ち込む。予定していたイベント開催の中止も響く。

2020年4月15日 日本経済新聞

ユーチューバーがYouTubeから直接収益を得る方法としては、動画に広告をつけて配信することが基本です。

一方、世間に目を向けてみると新型コロナウイルスの影響を受けて、多くの業種で危機的な業績の落ち込みにある状況。そのためYouTubeの企業広告が減ったことで、ユーチューバーが動画から得ていた広告費も減っているということが、ユーチューバーの収益減少につながっているようです。

もともと不況下において広告事業は影響を受けやすい業態でもあります。2019年にテレビの広告費を超えたインターネット広告、その中でも筆頭格である動画広告においてすら、コロナウイルスの影響は避けられないのが現状のようです。

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