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IT端末は児童生徒だけでなく先生方にも一人一台配布されるといい(GIGAスクールサポーター日記)

児童生徒に1人1台のIT端末と高速ネットワーク環境などを整備するGIGAスクール構想。この政策の関係で今年はGIGAスクールサポーターとして、地元の小中学校さんの活動に関わることができました。

およそ3〜4ヶ月、小中学校さんでiPadに関わる講習やイベントのライブ配信などに関わらせていただきました。

任期は来年3月までなので残り3ヶ月でできることはなんでもお手伝いしたいと思っていますが、ここまでの活動を振り返って感じたことのひとつが、表題にも書いたことです。

GIGAスクール構想でIT端末が配布される対象は児童生徒です。つまり先生方は対象となっていません。

もちろん予備として何台かの端末は学校で用意し、先生方も使える環境ではありますが、一人一台というほどの台数ではない場合もあります。しかし個人的には先生方にも一人一台、子供たちと同じ端末が配布されることが望ましいと思っています。

長年青森県の事業で「障害者・シニアの方へiPadを教える人財育成講座」などiPadを使う活動に関わらせてもらっている経験から感じることは、「常に端末を触れる環境でないと、知識や技術は身につかない」ということです。

人財育成講座では、受講者さんは回線付きのiPadを、講座の期間中(1〜3ヶ月)ずっと手に持っておくことができます。常にiPadに触れられる環境になることで使い方に慣れやすく、学習しやすくするためです。

一方で今の学校環境では(学校にもよると思いますが)先生方には子どもたちと同じ端末を一人一台配布されているわけではないため、先生方のIT端末利用度合いにバラツキが出てしまいます。

ITが得意な先生であればまだしも、苦手な先生の場合は進んで手に取ろう、授業に使おうという風にはなりにくいと感じます。

このギャップが大きくなってくると、IT端末を持っている子どもたちにも影響が出てきます。端末をたくさん使いたいと思っても先生が億劫がっていると、授業で使える機会も減ってしまうと思います。

また、先生方も足並みをそろえて同じ端末を平等に使えるようにしなければ、IT端末を使うことで得られる校務の効率化や生産性の向上を図る機会が生まれにくいと感じます。

クラウドのサービスを使ってできるいろいろな便利の良さも、子どもたちとのギャップや先生間でのギャップがあることで十分に活用しきれない可能性が高まります。子どもたちと同じIT端末を、先生方も同じように使える環境を整えることもこれからは重要になっていくのではと思ったりしています。

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